小林正観さん

子育ての悩み相談ならママ友ではなく小林正観さんに聞け!

親が子どもの人生相談をする。

「最愛の我が子」がより良い人生を送られるように、と願う。

親は自分の幸せよりも我が子の幸せを優先にします。

それは親としての本能な部分なのかもしれませんね。

私もカウンセリングの現場でよく子育てについてのご相談を受けます。

親が子どもの幸せを想い、子どもの相談を小林正観さんに持ちかけました。

正観さんはどのようにお答えになったのでしょうか?

小林正観さんとはどんな人?正観さんプロフィール

そもそも、小林正観さんのことをまだご存知でない人もいるかもしれません。

正観さんのプロフィールを簡単にご紹介させていただきます。

1948年東京深川生まれ。
心学研究家。コンセプター。作詞家&歌手。
デザイナー(SKPブランドオーナー)。
潜在能力研究家でもあり、学生時代より人間の潜在能力やESP現象・超常現象に興味を持ち、旅行作家のかたわら研究を続ける。
旅の宿では頼まれ事で、宿泊客の「人相手相」をみて人生相談を受けることもあり、正観さんが来るという情報が流れるとたくさんの人が集まり行列ができた。
そうしているうちに友人、知人からの講演依頼が増え、年に300回以上、講演の予約は2年先まで一杯になり、全国各地を回る生活を続けていくことになった。
人に「うれしい・たのしい・しあわせ」と喜ばれる存在になろうと唱え(宗教者ではない)、正観さん自身も日々実践をしていた。
コンセプター(基本概念提案者)としても 「ものづくり」・「人づくり」・「宿づくり」・「町づくり」 などに関わっていた。
2011年10月12日永眠

株式会社SKPのホームページより引用させていただきました。

私は小林正観さんの生前に何度も講演会に参加させていただき、色々と人生について質問させていただきました。心のお師匠様です。


いつも優しくどんな質問にも答えていただき、心から感謝しています!

小林正観さんの考え方をたくさんの人にお伝えして、豊かな人をひとりでも多くすることが恩返しのひとつだと思っています。

小林正観さんの子育てに関する見解は?

結果想定せず

あるとき、こんな相談を受けました。
高校に通う息子が「レベルが高くてついていけない。別の学校に移りたい」と言い出した。
どうしたらいいか、というのです。

その高校はかなりの名門で、授業も難しいらしい。
母親は「せっかく入ったのだから」と説得を続けているが当人が転校を希望しており、父親は「転校してもいいじゃないか」との立場。

親の意見が一致せず、困っているとのことでした。

なぜ希望通りにしてあげられないのですか?
今の高校のほうが良い大学に入れるんです。
良い大学に入ったらどうなるんですか?
良い会社に入れます。
良い会社に入れると?
幸せになれるでしょう。今を頑張ることがこの子の幸せにとって大事なんです。
今は幸せでなくていいんですか?
今、我慢することで、七年後に幸せが来るじゃありませんか!?
お子さんが七年後まで生きている保証はあるんでしょうか?
えっ!?
この子だけじゃなく、お父さんもお母さんも、七年後に生きているでしょうか?
・・・・・・
その七年の間にどちらかが死んだりしたら、悔いが残りませんか?あんなに頑張らせないで、その分、笑顔で仲良く暮らしたかった、って。
・・・・・・
もうひとつ、仮に3人とも元気に生きていくとして、七年後、この息子さんが大学を卒業した時、甘えるな、休むな、頑張れ頑張れ、と厳しいことしか言わなかった親に、笑顔を向けるでしょうか?つまり家族として楽しくやっていけるでしょうか?もしかしたら、大学を卒業した途端にお子さんは家を出てしまうかもしれない。

 

子どもを「怠け者にしろ」というのではありません。

親が子どもの未来や行方を勝手に想定して、その想定通りに子を押し込めないほうがいいのではないか、ということを言いたいのです。

幸せというのはたくさんの形態を持っており、ひと通りではないと思います。
親が思い込んだ幸せではなく、お子さん自身が望む幸せという観点から考えられないものでしょうか。

お母さんはこれに対して何も言いませんでした。
お父さんが「その方向で考えようじゃないか」とお母さんに言い、3人は帰って行きました。

例えば、子どもがなかなかできない夫婦を考えてみます。
養子を迎える、との結論になった時、その夫婦は多分、「子どもがいる、笑顔と温かさに満ちた家庭」を求めたはずなのです。

その理由が全てとは言えませんが、多くは子どもの笑顔とともに暮らす幸せを求めたはずです。

もし養子であったら、幸せで穏やかな家庭を築こうとしたはず。
けれども、実子だと、子とともに幸せに楽しく暮らす、ということを忘れてしまって、厳しく厳しく、育てようとする。

幸せや笑顔はどうでもよくて、ただひたすら「上」を目指そうとするのです。
「この子のためだから」という正当な理由をいつも用意しながら。

考えてみると、どこかがおかしい。
「子どもとともに暮らす幸せ」というものが、どこかに置き去りにされています。

「子どもは3歳までに親孝行をし終えている」という言葉に示されるように、幼児の「ニコッ」と笑った笑顔に、親はどれほど幸せを感じ、嬉しく楽しい想いをしてきたか知れません。
それこそが「子どもとともにある生活」の本質であったはずです。

子どもは親のイライラのはけ口ではないし、自分に果たせなかった夢の代行者でもないでしょう。

人に迷惑をかける存在であったり、壁にぶつかるとすぐ人に甘えたり、怠け者だったりする子には育って欲しくない。

けれども、親がその子の将来に「ある結果」を想定し、それに押し込めようとするのは、親にとっても子にとっても辛いだけです。

努力を怠らない子には育てる、しかし、「結果は想定しない」。

結果にこだわらないだけでなく、できるだけ「結果を想定」しないこと。
「人事を尽くして天命を待つ」(やれるだけのことをやったら、結果は天に任せる)との言葉とも共通するような気がします。

 

出典元:22世紀への伝言(弘園社・1996年)/ 小林正観 著/ P.185~P.188を引用(この本は小林正観さんのショップ限定本です。廣済堂出版さまから同じ本が出版されて誰でも購入できるようになっています)

「無条件の愛」で子どもと接してみてはいかがでしょうか?

「この子のためだから」という正当な理由を振りかざして、子どもの未来や行方を想定してしまう。

それに対して正観さんは「どうして今、子どもとともにある幸せな暮らし」にしっかりと目を向けないのか、といったお答えでした。

うーーん。難しい!

そう思った親御さんは多いのではないでしょうか?

頭ではそれはわかっている。
でも、実際に自分がその親の立場になったらやはり「もっと頑張りなさい」「ここで辞めたら一生逃げることになるわよ」というセリフからノドから出かけているのではないでしょうか。

子育てというのは、厳しすぎてもダメ、甘すぎてもダメ。。。
どなたに聞いても「もう一回子育てのチャンスがあれば、次はうまくいくかもしれない」という言葉が、世の子育てを終えたお母さまたちから聴くことができます。

それほど難しいものだし、答えはないものなのでしょうね。

ただひとつ言えることがあるとすれば、正観さんの回答にもあったように、自分の意見を押し付けて、「頑張れ!頑張れ!」とやりすぎてしまうと・・・・

たとえその子が親の望むように、立派な大学に入り、立派な会社に就職して、一人前になって親元から離れていっても、実家にあまり寄り付かなくなってしまうということ。

そういうケースを本当に私はたくさん見てきています。

そういう子は「どうせ頑張れ!頑張れ!なんだよな」「条件をつけられて頑張ったから褒めてもらえて、頑張らなければ怒られるんだよな」という感覚になってしまっていると思うんです。

だから実家に帰ってもそういうイヤな部分を思い出してしまうために、あまり寄り付かなくなる。

子どもを愛するがゆえに幸せになって欲しいから、口酸っぱくなってしまうのは仕方のないことだと思います。
ただし、本来は「子どもとともに笑顔あふれる暮らし」をしたかったはず。
それが子育ての原点のはずですよね!

そうだとすると、最愛の我が子が家に寄り付かなくなってしまうというのは悲しいことですよね。
そんな風になってしまったら、何のために子育てをがんばってきたのかわからなくなってしまいます。

子育てにというテーマは永遠のテーマだと思います。
何が正しいかはわからないし、議論するつもりなどサラサラありません。

ただ、「〜だから、あなたはえらい」「〜だから素晴らしい」というような条件をつける愛はやめたほうがいいと思います。

「あなたはあなただから、もうそれだけで素晴らしい」という無条件の愛で子どもと接するようにすることをオススメします。

難しいのは百も承知なんですけどね…





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どうもこんにちは!
サイト管理人の心理カウンセラーmasaです。

私は母親の病気の介護をきっかけとして
自分の人生を見つめざるを得なくなり、
もがき苦しむ中で、心理カウンセラーになりました。

30歳前後まで、私の人生は
どん底、かつ、ボロボロの人生でした…

あるきっかけがあり

自分の「生きる意味」に気づいてからは
ここ10年で2000冊以上の自己啓発書を読み、
現場にて7100人以上の人との対話をさせていただいてます。

自分の苦しかった時期、そしてクライアント様と話していると
「もっと知識があればそんなに苦しまなくてすむのに・・・」
ということを今まで何度も感じてきています。

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